拙者、ゴルフ侍と申す。
ゴルファーには多種多様なゴルフスタイルが存在する。
・飛ばし屋
・運び屋
・アベレージヒッター
・オールラウンダー
・バンカーの住民
それぞれに個性があり、それぞれが魅力的なゴルファーばかりだ。
諸君、「ドラゴンクエスト」という世界的に有名なRPGゲームを知っているか?
このゲームでは転職システムがある。
転職することで攻撃力や守備力といったステータスだけでなく、覚える特技や呪文が変化してくる。
このシステムを活用すれば、自分好みのキャラクターに成長させることができるのだ。
この転職システムの職業が、ゴルファータイプに似ていると感じた。
是非ともドラクエの職業とゴルファータイプを比較してみてほしい。
遊び人
(出典:ドラゴンクエスト10)
H P :★☆☆☆☆
M P :★☆☆☆☆
攻撃力 :★☆☆☆☆
守備力 :★☆☆☆☆
かしこさ:★☆☆☆☆
すばやさ:★☆☆☆☆
遊 び :身を守る、足がもつれて転ぶ、ダジャレ、石を投げつける、ぱふぱふ
ドラクエには「遊び人」というふざけた職業も存在する。
こんなキャラを育てようと思う自体、気が狂っているとしか思えない。
その名の通り遊んでばかりいるうえにステータスも低く、当然ながら戦闘には全く向いていない。
役に立つ場面はほとんどないが、良い点はレベルアップが普通の職業よりも早いこと。
それだけ。
レベルアップをしてもステータスアップはたかが知れている。
「遊び人」を使ってみたいという変わり者でない限り、他の職業をおすすめするのだが、「遊び人」には隠された能力がある。
ある程度までレベルが上がると「賢者」になる資格が得られるのだ。
賢者は攻撃・回復を問わず魔法を覚え、攻撃力や防御力といった体力も強いというオールマイティーの職業だ。
遊びを極めた者には、賢者の悟りが得られるとは粋な設定をしてくれたものである。
人生の一つの真理かもしれない。
「遊び人」はゴルフで言えば「エンジョイゴルファー」だ。
「エンジョイゴルファー」とは、競技志向ではなく、楽しむことだけに特化したゴルファーである。
ゴルフの楽しみ方は人の数だけあり、ほとんどがこのタイプのゴルファーだろう。
そう。
楽しむことが大前提のため、ゴルフの本質であるスコアには何もコミットしていない。
だから上手くならない。
100切りできないのは、自身の職業が「遊び人」だからだ。
たとえ試合でも遊びだすのだから恐れ入る。
しかし、好きこそ物の上手なれ。
遊びを極めていくと、自分では知らないうちに「賢者」になっていることがある。
根っからの「エンジョイゴルファー」がシングルになることもあるのだから、ゴルフは面白い。
(ゴルフ侍)