拙者、ゴルフ侍と申す。
シングルゴルファーを増やすために日々、情報発信を続けている。
拙者はゴルフ歴20年以上、一応シングルハンデの持ち主だ。
これまで自己研鑽のために多くのレッスン書籍を読み、自らの体で試行錯誤を繰り返してきたが、その知識と経験で分かることがある。
結論としては、世に出ているレッスン内容は全て正しい。
しかし、それと同時にその全ては万人向けではない。
・初心者向けの内容かもしれない。
・プロ向けの内容かもしれない。
・自分だけに通用する内容かもしれない。
違う意見があって然るべきだ。
これからアマチュアゴルファーが抱いている「ゴルフの常識」に斬り込んでいく。
常識という一面性だけに囚われず、諸君が新しい視野を得ることができれば幸いである。
悪い習慣:残りの距離キッチリの番手を持つ
ゴルフ場で「残りの距離キッチリの番手を持つ」ゴルファーがいた。
諸君はどう感じるであろうか?
プロの意見はこうだ。
残りの距離でしか番手を決められないのは、ピンしか見えていない証拠。ピンを狙えばベストショットもありえるが、ランが計算できなければオーバーするし、ミスしてハザードという可能性も。距離だけで決めるのはリスクが大きい。
そして改善策はこちらだ。
「リスク回避するための番手を選ぶ」
点ではなくエリアで狙うと「何Y打たなければならない」ではなく、「何Y~何Y打てば大丈夫」という考え方ができる。選ぶクラブ、打ち方の選択肢も増えるし、リスク回避にもつながるという。
プロの意見だからといって、そのまま納得していないか?
考え方が違うのであれば、自分の意見を尊重した方がいい。
参考までに拙者の意見も述べてみよう。
拙者の意見:アマチュアこそ打ちたい距離キッチリの番手を持て
多くのプロはよくこんな言葉を口にする。
「ベストポジションを狙わず、ベターポジションを探そう」
つまりは許容範囲を広く設定しておいて、たとえミスをしたとしても影響が少ないようなクラブ選択をしようということだ。
その通りである。
ただし、多くの選択肢がある上級者に限っての話だ・・・
アマチュアクラスであれば、1つのクラブで1つの距離を打てればいい。
パターとサンドウェッジを除けば、残り12本。
つまりは12種類の飛距離だけでコースマネジメントをすることだ。
非常にシンプルであり、迷いようがない。
視野は狭い方が、圧倒的な成長が期待できる。
条件としては、「マン振り」でナイスショットをした時の距離でクラブ選択することだ。
7番アイアンで140ヤード飛ぶのであればそれだけでいい。
間違っても平均飛距離でクラブ選択はしないように。
間違って想定よりも飛び過ぎた時は怪我が大きいが、予想通りにミスした時は手前にあるから全く問題はないのだ。
100切りレベルでは、ベターポジションがどうとかで組み立てる腕前ではない。
スイングがコントロールできるようになり、選択肢が増えてきた段階で有効な戦略であることは覚えておけ。