拙者、ゴルフ侍と申す。
世間は「ショートゲーム」信者で溢れている。
拙者は「ショートゲーム」よりも「ロングゲーム」を愛する者だ。
それゆえ孤独である。
そこで「ショートゲーム」を標榜する諸君に、拙者からの会心の一撃を食らわせよう。
そして初めて気が付くだろう。
「ロングゲーム」の重要性に。。。
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ストップウォッチとは
今回の題材は「ストップウォッチ」だ。
子供時代にこういう使い方をしたことはないだろうか。
・連打してどれだけ「短い秒数」で止められるか?
・時計を見ないで「10秒ジャスト」で止められるか?
子供にとっては絶好の遊び道具。
だが、この「ストップウォッチ」はゴルフとは全く関係ない。
果たして「ストップウォッチ」でゴルフについて何を語るのだろうか?
「ストップウォッチ」でゴルフの距離感を表現する
早速だが、頭を切り替えて欲しい。
「ストップウォッチ」のタイムを「飛距離」に換算してみるのだ。
簡略化のために、1秒につき10ヤードと仮定すると、以下のようになる。
<飛距離の一例>
1秒:10ヤード
5秒:50ヤード
10秒:100ヤード
20秒:200ヤード
30秒:300ヤード
さて、準備は完了だ。
この関係式を頭に置いて、「ショートゲーム」と「ロングゲーム」を考えてみよう。
①「ショートゲーム」を学び、「ロングゲーム」を学ぶ
ショートゲームを学んだ後に、ロングゲームを学ぶ。
通常のゴルフルートだ。
ほとんどのゴルファーはこの道を辿る。
まずは10秒以内、すなわち100ヤード以内の「ショートゲーム」を学ぶ。
比較的に短い秒数であり、その距離感をマスターすることは簡単だろう。
しかし、その次が難関だ。
20秒や30秒が求められる「ロングゲーム」ではどうなるか?
10秒を完全マスターしていれば、単純に増やすだけでいいか?
10秒から先は未知の領域。
慣れていないということもあり、恐れや緊張もあるだろう。
とても10秒の精度のままで、20秒や30秒の「ロングゲーム」を攻略できるとは思わない。
ストップウォッチでも難しいのに、ゴルフであれば尚更だ。
「ロングゲーム」では「ショートゲーム」にはなかった知識・筋力・柔軟性などの付加要素が必要となる。
100ヤードの精度が高いからと言って、「ロングゲーム」の精度も高いという保証は全くない。
②「ロングゲーム」を学び、「ショートゲーム」を学ぶ
では、「ロングゲーム」を最初に学んだ場合はどうだろうか。
「30秒」を練習により精度を高めた者がいるとする。
その者は、10秒や20秒もぴったりとタイムを刻めると思うか?
拙者の答えは、「YES」だ。
「30秒」という長い時間をコントロールできるということは、その間にある10秒や20秒も同じ精度で操れるということだ。
諸君も想像してみてくれ。
30秒を±1秒でストップウォッチを押せる達人がいれば、10秒や20秒であれば更に小さい誤差で押せるはずである。
実はゴルフも同じだ。
ドライバーの精度が高いゴルファーは、ウェッジの精度も高い。
「ロングゲーム」を制する者は、「ショートゲーム」も制するのである。
事実、多くのプロゴルファーが実証してくれている。
まとめ
「ストップウォッチ」先生は、やはり「ロングゲーム」君に軍配を上げた。
・10秒マスターは、20秒や30秒では誤差が出やすい
⇒ 短い距離で距離感を養っても、ロングゲームには活きない。
・30秒マスターは、10秒や20秒でも誤差は出にくい
⇒ 長い距離で距離感を養えば、ショートゲームにも活きる。
長いクラブが得意なのに、短いクラブが苦手な者は、スイングや意識に欠陥がありそうだ。
意識を変えるだけですぐに上手くなれる。
それはまた後日の話とさせてもらおう。
(ゴルフ侍)
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