
シングルゴルファーを増やすために日々、情報発信を続けている。
巷では、こんな言葉をよく聞く。


まるで「マン振り」が親の敵であるかのような仕打ちだ。
有名なレッスンプロも「マン振り」に対して否定的な意見が多く、アマチュアゴルファーの中では「マン振り=悪い癖」という考え方が常識になっている。
実際、マン振りをしたことがない「マン振り童貞」は数知れない。
この辺で「マン振り=悪い癖」という風潮を変えさせてもらおう。
拙者は「マン振り」を始めてから、ゴルフが変わった。
飛距離を200ヤードから280ヤードに伸ばした原体験を諸君に伝え、「マン振り」の市民権を獲得したい。
「マン振り」を毛嫌いするゴルファー、そしてゴルフを始めたビギナーや飛ばないゴルファーは、是非とも読み進めて頂きたい。

「マン振り」の定義
「マン振り」を語る上で、「フルスイング」との関係は外せない。
まずは「マン振り」と「フルスイング」の定義について確認していこう。
ゴルフ用語には、他のスポーツと共通のものも多いが、ゴルファーにしか通じない言葉もある。「マン振り(hard swing)」もそのひとつだろう。
マン振りは、要するに「フルスウィング」のことだが、言葉のニュアンスとしては、フルスウィングをさらに超えるような強振という意味。プロは滅多に100%に近い強さでスウィングすることはないので、「アイツ、マン振りだよ」というのは、どちらかというと“振りすぎ”を皮肉っている感じになる。
ちなみに、マン振りの「マン」は、「超」と同じような強調語として、「マンスライス(超スライス)」とか、「マンチー(超チーピン)」というように、他のゴルフ用語にもくっつけて使ったりする。特に学生ゴルフ出身のゴルファーが多く使うようだ。
上記の内容をまとめると、「マン振り>フルスイング」という数式が成り立つ。
拙者の考えも追加すると、以下のように整理される。
ポイント
①フルスイング
100%のスイング。
力感・しなやかさ・リズムなどのスイングバランスが完全に調和された状態。
②マン振り
100%を超えるスイング。
己のリミッターを解除することで、自分の限界を超越した状態。
このように定義付けしてみると、「マン振り」は自分ではコントロールできない領域なので、やはり実践することは危険に思える。
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しかし!
100%のフルスイングをしているだけで、飛距離は伸びるだろうか?
否、飛距離は伸びない!
からくりはこうだ。
「マン振り」を経験したことがない人は、まだまだ強振できる余力があるにもかかわらず現状を100%、すなわち限界だと思い込んでいる。
実際には60%程度かもしれない。
本来であればもっと飛ぶポテンシャルを持っていながら、それにずっと気付けないのは悲しいことだ。
まずは「マン振り」で自分の限界を知ることである。
「マン振り」をすれば、諸君はもっとクラブを振れることに気付く。
そのスイングを体験し、バランスが取れたフルスイングに落とし込めた時、以前よりも間違いなく飛ぶようになるだろう。
また、己の限界を知った後、更なる飛距離を求める人にも「マン振り」は最適だ。
現在のポテンシャルを知ってしまった諸君、そこから更なる高みを目指すには、自分自身のスイングを壊さなければ次にはいけない。
スイング改造だ。
スイング改造では、今までとは違った体の使い方や考え方で「マン振り」をしてみるべし。
もっと効率的なスイングが見つかるかもしれない。
まとめ
以上、「フルスイング」と「マン振り」の違いについて考えてみた。
「フルスイング」の質を上げるには、「マン振り」を経験することが大事である。
ゴルファーであれば「マン振り」は必ず経験しておこう。
そして、そのマン振りには以下の2つのステップがある。
マン振りのステップ
ステップ①:まずは己のポテンシャルを知る
ステップ②:次に己のポテンシャルを広げる
弱いスイングを何千、何万回と練習してても、300ヤードは飛ぶようにならない。
時には「マン振り」のスイングを繰り返し、自分のスイングをバージョンアップしていこうではないか。
拙者は350ヤード先のフェアウェイを目指す。
まだまだ道半ばだ。
▼マン振りについて更に知りたい方はこちら▼
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「マン振り」が全てのゴルファーを救う 学生時代は「体育会系ゴルフ部」に所属。 今では己の「ゴルフ道」を探求する日々を送っておる。 当時、身長168センチ・体重58キロの小柄な体格ゆえに、ドライバーは上 ...
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