絶対距離±1ヤードの調整方法

今回は±1ヤードの打ち方を伝授しよう!
これまで絶対距離の打ち方を「3ヤード刻み」で伝授してきた。
絶対距離の振り幅 | |
3ヤード | 6ヤード |
9ヤード | 12ヤード |
15ヤード | 18ヤード |
21ヤード | 24ヤード |
ゴルフ初心者、そしてパターに悩んでいる者には、効果抜群だ。もちろん試したであろうな?
これまで解説してきた「絶対距離」は言わば基本。基本をマスターした諸君には、褒美として更なるレベルアップの方法を授けよう。もちろん基本ができてこその応用だ。この技術だけを盗んだところで、意味がないことは理解しておけ。
いざ、応用編に参る!
絶対距離の弱点とは
「絶対距離」の打ち方を練習している際に気付いたかも知れぬが、「絶対距離」には弱点がある。
それは「絶対距離」以外の距離が打てないことだ。「絶対」と評するだけあって仕方あるまい。
単刀直入に言おう。
「絶対距離」をマスターしたものであれば、それ以外の距離も打てる調整方法がある。距離を1ヤード増やす方法と1ヤード減らす方法だ。これをマスターすれば、ほぼ全ての距離に対応できる。グリーン上においては天下無双の状態だ。諸君もそうなりたいだろう?
「絶対距離+1ヤード」の打ち方
まずは1ヤード長く転がす方法を解説しよう。
その方法とは「グリップ」を通常よりも緩く握ることである。はっきり言って、誰でもできる。ゴルフの真実を突き詰めていくと、このようにたった一つの結論に集約される。
では解説しよう。グリップを緩く握ると以下のような現象が数珠繋ぎで現れる。
- グリップを緩く握る
- トップでシャフトがしなる
- インパクトでシャフトのしなり戻りが発生する
想像できただろうか?
ゆるゆるに握るとそれだけパターのヘッドが効いて、シャフトのしなりの力を使うことができるのだ。通常のショットにおいても、グリップを弱めるとヘッドスピードが上がる効果と一緒である。もちろんパターでも同様の現象が起こる。
スイング幅やリズムは変えることなく、グリップを緩く握ってみてくれ。「+1ヤード」が簡単に実現できる。
「絶対距離-1ヤード」の打ち方
続いて距離を1ヤード落とす方法について解説しよう。
先ほどは1ヤード伸ばすためにグリップを緩く握った。逆に1ヤードを落としたくば、次はグリップを強く握ってみよ。グリップを強く握るだけで、距離が落ちるのは何故だろうか。
順番に見ていこう。
- グリップを強く握る
- トップではしならない
- インパクトでシャフトのしなり戻りが発生しない
強く握ることで、スイング中の遊びがなくなる。通常のストロークでは、微かにシャフトのしなりが発生しているが、そのしなりを更に排除することができる。結果、 距離は通常よりも落ちる。
絶対に打ちたくない時はグリップを強く握り締めろ。
まとめ
以上、「絶対距離±1ヤード」を打ち分ける方法を解説した。
- +1ヤード:グリップ弱く
- -1ヤード:グリップ強く
距離の調整方法は「グリップの力加減」だ。
通常のグリップよりも弱く握れば「+1ヤード」、強く握れば「-1ヤード」。原理としては、シャフトのしなり戻りの力を使うか否かだ。
距離を打ち分けるインパクトのイメージも合わせて伝えておこう。
- +1ヤード:「球離れ」が遅い
- -1ヤード:「球離れ」が速い
ストロークの幅はほぼ同じなので、球との接地時間で伝わる力が変わる。
まずはパターを持ってきて試してみてくれ。自分自身の身体で体感することが大事だ。
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