ゴルフコラム

プロのセッティングでも怖くない!グリーンの速さに適応する方法

投稿日:2018年12月3日 更新日:

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拙者、ゴルフ侍と申す。
シングルゴルファーを増やすために日々、情報発信を続けている。

● タッチが合わないのは、なんで?
● 初心者でもタッチを合わせるには、どうすればいい?

本記事は、上記の疑問を持つ者の悩みを解決する内容となっている。

 

ここで解説する「タッチが合わない原因、タッチを合わせる方法」を理解すれば、初心者でもグリーンの速さに対応することができる。

 

なぜなら拙者は、これから紹介する「グリーンの速さに適応する方法を実践したことで、わざわざ練習グリーンで頑張らなくてもタッチが合うようになったからだ。

 

読み終われば、「タッチが合わない原因」が分かるだけでなく、プロのトーナメントコースを回るときでさえタッチを合わせることができる。

 

それでは、解説を始めよう。

1:グリーンの速さに関する基礎知識

ゴルフ場で注意すべきは「グリーンの速さ」である。

いつもより速いか遅いかを見極めておくことは、その日のパット数を大きく左右する。

もし練習グリーンで打つ時間がなかったとしても大丈夫。

ほとんどのゴルフ場では、キャディーマスター室でグリーンの速さに関する情報が掲示されている。

 

1.1:グリーンの速さを計測するスティンプメーター

グリーンの速さを計測する方法は、全世界共通だ。

「スティンプメーター」という測定器があり、金属レールからゴルフボールを転がし、どれだけの距離を転がったかでグリーンの速さを数値化する。

単位はフィート。

ちなみに「スティンプメーター」は考案者であるエドワード・スティンプソンが由来となっており、ゴルフ界では長年この方式が使われている。

 

1.2:グリーンの速さの目安(フィート)

グリーンの速さは「フィート」で数値化されるが、どれくらいの感覚であるかを体感しておいた方がいい。

一般的には、以下のように言語化することができる。

 


<グリーンの速さの目安>

7~8フィート:遅いグリーン(雨などの気象条件・芝の生育状況)

9フィート:一般的な速さ

10~11フィート:速いグリーン(アマチュア競技)

12~15フィート:速すぎるグリーン(プロトーナメント仕様)


 

アマチュアが行くゴルフ場は「9フィート」であることがほとんど。

この「9フィート」を基準として、グリーンが速いか遅いかを判別しよう。

2:タッチが合わない原因

タッチが合わない原因は大きく分けて2つある。

 

①もともとパターの距離感がない

②グリーンの速さに対応できない

 

それぞれの原因を詳しく解説していこう。

 

2.1:もともとパターの距離感がない

タッチが合わない原因として、グリーンのコンディションのせいにする人がいる。

 

しかし残念ながら、問題はもっと前にある。

そう、大半のアマチュアゴルファーはパターの距離感が身に付いていないのだ。

自分のパッティング技術がないことを棚に上げて、グリーンのせいにするのは愚かである。

まずは自分自身を疑え。

その根本的な問題意識を持つことが上達への鍵である。

 

2.2:グリーンの速さに対応できない

真面目なアマチュアゴルファーであれば、ラウンド前に練習グリーンで練習をする。

良い心掛けだが、自ら墓穴を掘る行為になっていることがある。

 

具体的に説明しよう。

まずアマチュアゴルファーは練習グリーンのカップに狙って打つのが好きだ。

適当な場所からカップに対してどれだけ寄せられるのか、その日の自分の距離感を確かめるといった具合である。

カップを狙って打った際に、カップをオーバーすれば速い、ショートすれば遅い。

そして同じ場所からのパッティングを繰り返し、ジャストタッチで納得のいく結果が得られるまで練習が続く。

 

 

この時点で、上記のゴルファーはグリーンで苦労することがお分かりだろうか?

 

実は、自分の「距離感」をこの短時間でアップデートしていることが問題だ。

 

・ストロークの振り幅

・インパクトの強弱

・フォローの大小

・その他

 

どうやって調整しているのかは人によって様々であろうが、本人も認識できていない場合も多い。

今日初めて完成させたような打ち方では、とてもグリーンを攻略できそうもない。 

日替わり定食ならぬ、日替わりパッティングだ。

3:グリーンが速くても遅くてもタッチを合わせる方法

タッチが合わない原因は、全て自分自身にある。

 

・そもそも距離感を持っていない

・その日限りで距離感を新しく更新している

 

どちらもパターを苦手とするゴルファーの特徴だ。

 

まずは根本的な問題に真正面から向き合いながら、「グリーンが速くても遅くてもタッチを合わせる方法」を習得しよう。

 

3.1:自分の中に距離の基準を作る

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拙者は「絶対距離」と呼んでいる。

この打ち方をすれば、絶対にこれだけ転がるといった距離である。

 

ポイントとしては微調整ができるような中途半端な打ち方はしないこと。

「マン振り」という技術を用いて、小さな振り幅でもしっかりと振る習慣を作るのだ。

絶対距離に関しては、以下の記事で詳細に解説している。

25ヤード以内であれば全ての距離を打ち分けることができる技術である。

この打ち方をマスターすれば、一気にパター巧者への階段を上ることができる。

 

www.golf-samurai.com

3.2:当日のグリーン速さの情報を知る

ゴルフでは「情報収集能力」が必須だ。

キャディマスター室を通った際には、必ずグリーンの速さを確認しておくべし。

ただの数値と思うべからず。

この情報を基にグリーンを攻略していくのである。

 

一般的なグリーンの速さは9フィート。

さて、今日のグリーンの速さは何フィート?

 

3.3:当日の練習グリーンで転がりを確認する

もしパットの練習ができないのであれば、キャディーマスター室でグリーンの速さを知るだけで良いが、なるべく練習グリーンで試しておきたいことがある。

 

それは実際に球を転がしてみて「グリーンの速さ」が表示と合っているかどうかの確認である。

盲目的に信じるのではなく、自分の目と体で確かめるということに意味がある。

是非とも練習グリーンで転がりを体感しておきたい。

 

ここから具体的なチェック方法を伝授する。

まずは先述した「絶対距離」を打てることが前提である。

改めてパター理論の記事を載せておくので、確認しておくように。

 

www.golf-samurai.com

 

ここで質問だ。

一般的なグリーンの速さは「9フィート」だが、ヤード換算すると何ヤードか?

 

 

答えは「3ヤード」である。

 

この「3ヤード」は絶対距離の一番最初の打ち方で登場するのだが、この絶対距離が打てるようになっていれば、自分自身が「スティンプメーター」になれる。

もし、その日のグリーンの速さが「9フィート(=3ヤード)」であった場合、「絶対距離3ヤード」を打ってみて欲しい。

 


<絶対距離3ヤードを打った結果>

・2.5ヤード → 距離表を減算する

・3.0ヤード → 距離表の通り

・3.5ヤード → 距離表を加算する


 

このように、絶対距離の打ち方を調整するのではなく、距離表を調整することでグリーンに対応できるようになる。 

4:どんなゴルフ場でもグリーンの速さが分かればタッチを合わせられる!

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さて、答え合わせだ。

自分がスティンプメーターになったつもりで、「9フィート(=3ヤード)」を転がしてみるのだ。

すると「2.5ヤード・3.0ヤード・3.5ヤード・4.0ヤード」のどれかに近いはずである。

 


<グリーンの速さの目安>

2.5ヤード=7.5フィート:遅いグリーン(雨などの気象条件・芝の生育状況)

3.0ヤード=9.0フィート:一般的な速さ

3.5ヤード=10.5フィート:速いグリーン(アマチュア競技)

4.0ヤード=12.0フィート:速すぎるグリーン(プロトーナメント仕様)


 

その数値がある行が、その日に用いるべき距離表となる。

 

便宜上、グリーンの速さが「1.5フィート」刻みとしているが、小数点以下が発生しないので距離の目安としては非常に使いやすい表になっているはずだ。

この表を用いれば、重いグリーンやプロの速いグリーンでも対応できるようになる。

ゴルフは算数ができれば有利である。

諸君も算数の力を使ってグリーンを攻略するのだ。

  

グリーンが速くても遅くても怖くない!
グリーン速さを知り、その速さに応じた距離表を使用すべし!

(ゴルフ侍)

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