ゴルフコラム

【アプローチ信者が辿る道】ゴルフ初心者のアプローチ練習は下手固めになるので止めたほうがいいという話

投稿日:2018年11月10日 更新日:

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拙者、ゴルフ侍と申す。

 

今回は「アプローチ信者の辿る道」というテーマだ。

 

ここでの「アプローチ信者」とは、アプローチがゴルフの牙城であると盲目的に信じているアマチュアゴルファーを指す。

 

アプローチの重要性は語るまでもないが、その信念こそが己の上達を阻害している要因になっていることが多い。

以下に解説をしていくので、「アプローチ」が好きな人も「飛ばし」が好きな人も読み進めるがよい。

アマチュアゴルファーに「アプローチ」好きが多い理由

アマチュアゴルファーは「アプローチ」が大好きだ。

 

「ゴルフは飛ばしじゃない、寄せとパターだ」

 

何度と聞いてきた言葉だろう。

こういう考えのアマチュアゴルファーは多くいるが、それゆえ100も切れないアベレージゴルファーとなっているのが真理だ。

 

大抵はゴルフの知識が豊富である。

しかし、その順序や優先順位が全く理解できていない。

 

ゴルフ雑誌のレッスン記事を見ていれば、毎号でころころ特集が変わるから分かるだろう。

一貫性がなく、ぐちゃぐちゃだ。

そして読み進めているとアプローチやパターの記事が多いことに気付き、「どうやらショートゲームが最重要らしい」と頭の良い者は確信する。

残念、ゴルフメディアの思う壺だ。

ゴルフ界の養分として育てられていく運命だろう。

 

多くのアマチュアゴルファーが考え至る「ショートゲームが最重要」という仮説。

もしこれが事実だった場合、日本にはシングルゴルファーで溢れていなければならない。

そうでないのは、その仮説が100前後のアベレージゴルファーを巣食う悪魔であるからだ。

それに気付けないままでいると、一生上達は厳しい。

 

変化を拒む者よ。

今日もせっせとアプローチに精を出し、100の土台をしっかりと固める努力をしていれば良い。

レッスンプロのレッスン内容は本当に効果的か?

次は、有名なレッスンプロの書籍やDVDを熟読するゴルファー。

そのレッスンプログラム、本当に大丈夫か。

少しは疑問を持ったほうがいい。

どんな馬鹿でも分かるようにまとめられた内容だぞ。

馬鹿丁寧が過ぎて、万人にはミスマッチしていることが多い。

 

ジュニアや運動経験のある者には、クラブをコントロールすることではなく、クラブをしっかりと振ることをまずは学ばせたほうがいい。

アプローチやパターで基礎を作ってしまっては、フルショットを覚える際に基礎をぶっ壊す過程が必要となるからだ。

つまり「フルショット」でゴルフクラブの振り方を覚えて、そのスイングを徐々にコンパクトに抑えていくことが最速・最短の上達方法になる。

 

しかし最初はフルショットが当たらないという理由で挫折する者が多いので、レッスンの王道としては不本意ながらパターやウェッジから始めるというのが合理的な判断となる。

「アプローチ」こそがレッスンプロとアマチュアゴルファーの思いが重なる、悲しい妥協点なのだ。

まとめ

ゴルフ初心者であるならば「アプローチ」は禁止する。

大勢のゴルファーが生きる屍(しかばね)となって「アプローチ」の検証を続けてくれているが、もう結果は出ている。

一歩一歩、「アプローチ」で着実な前進はできるが、90~100のスコアがやがて踊り場となる。

飛距離を出せない「体」と「精神」が染み付いてしまった状態では、もうそのレベルで死を迎えるしかない。

 

諸君、多くのアマチュアゴルファーが辿る道を進む理由はない。

「皆で渡れば怖くない」精神は捨ててくれ。

勇気を持って、新しい道に目を向けよう。

 

危険であり、大変な痛みを伴うが、「マン振り」を試してもらえないだろうか?

「フルショット」を覚えてから「アプローチ」を練習すれば一瞬で上達する。

大は小を兼ねるが、小は大を兼ねない。

 

さあ諸君、アプローチ信者の屍を「マン振り」でこえていけ。

 

 (ゴルフ侍)

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