この度、我が家ではインフルエンザにかかってしまった。
発端は娘であり、恐らく学校からもらってきたのだろう。
2月2日に陽性と診断されて、3日後の2月5日には私も陽性反応が出てしまった。
それに至るまでの時系列と、症状ならびに処方された薬をお伝えしていこう。
【家族構成】
①私（36歳）：2月5日にインフルエンザ陽性反応
②妻（38歳）：予防接種済み
③娘（7歳）：2月2日にインフルエンザ陽性反応
- 全国ニュース：2019年2月、インフルエンザが記録的な流行となる
- 2019年2月1日（金）
- 2019年2月2日（土）
- 2019年2月3日（日）
- 2019年2月4日（月）
- 2019年2月5日（火）
- 2019年2月6日（水）
- リレンザとは：治療と予防に使える吸引型の旧薬
- ゾフルーザとは：たった1回の服用で即効性がある新薬
- まとめ：予防接種をするのが一番である
全国ニュース：2019年2月、インフルエンザが記録的な流行となる
2019年2月1日時点、インフルエンザの患者数は222万人を超え、1999年の統計開始以降で過去最高を記録した。
今年のインフルエンザの流行はA型の2種類（H1N1型・香港型）であり、予防接種を受けていれば、A型2種とB型の耐性も得られたというから、やはり予防接種の重要性が際立つことになった。
インフルエンザの流行が拡大し、1月27日までの1週間に報告された1医療機関当たりの患者数が、57.09人と過去最多を記録した。
全都道府県で警報を出す基準値（30人）を超えた。1週間分の全国の患者数を報告数から推計すると、前週より約10万人多い約222万6,000人となった。厚生労働省が1日に発表した。
同省によると、小児科や内科がある全国約5,000の医療機関から、この1週間に報告があった患者数は28万3,388人。1999年の調査開始以降、1医療機関当たりの患者数が最も多かったのは、昨年の54.33人だった。
都道府県別では、埼玉が84.09人で最も多く、新潟77.70人、千葉73.00人と続いた。人口が多い東京は64.18人、大阪47.99人、愛知61.82人、福岡62.70人などとなっている。
直近5週間のウイルス検出状況をみると、2009年に新型として大流行したＡ型のH1N1が50％、Ａ香港型が49％とほぼ半々。Ｂ型はほとんど検出されていない。Ａ香港型は高齢者がかかると症状が重くなる傾向がある。
順天堂大の堀賢教授（感染制御科学）は「Ａ型の2種類が同時期に流行するのは珍しい」と指摘。「例年、春先にはＢ型も流行する。一度かかっても、別の型に感染する可能性はある。手洗いなどを徹底し、予防に努めてほしい」と話している。
出典：2019年2月4日 読売新聞
2019年2月1日（金）
16:00：娘が体調に異変も持って帰宅
学校では隣のクラスが学級閉鎖で、娘のクラスでは5名ほどが休み。
娘が帰宅。
少し咳が出ていたが、特に気にはしなかった。
約束していた通り、外に凧（たこ）を揚げに行く。
21:00：娘が寝る頃に発熱
寝る頃に少し熱が出てきた。
いつもよりぐったりしている感じ。
そのまま就寝。
2019年2月2日（土）
8:00：インフルエンザの検査のため病院へ
朝に娘の熱を測ってみると38.4度。
インフルエンザの疑いがあり、9時にオープンする小児科に直行。
いつもは一緒に歩いていくのだが、抱っこをして欲しいとねだる。
体が痛かったのだろう。
立っていられないほどフラフラしていた。
病院では別室に隔離されて、喉に綿棒を突っ込まれる検査をされる。
5分後、インフルエンザA型の陽性を告げられて意気消沈。
11:30：リレンザを処方される
娘がインフルエンザにかかるのは初めて。
「タミフル」が処方されるかと思っていたら、「リレンザ」という薬を処方された。
普通の錠剤や粉薬とは違い、プラスチックの吸引器で吸うタイプである。
娘いわく、味はしないとのこと。
それとは別にいつもの解熱剤と抗生剤も出た。
22:00：症状が緩和してくる
昼以降はずっとベッドで寝続けた。
途中、熱は39.1度まで上がり、関節が痛くて泣いていた。
夕方には症状が治まり、「遊びたい」と言って元気になり始めた。
「リレンザ」という薬はよく効くのだなと感心していた。
2019年2月3日（日）
特に何もしない1日。
処方箋通りに薬を飲み、家で過ごした。
特に熱が出ることもなく、小康状態をキープ。
家族全員ともに、もう治ったと安心していた。
2019年2月4日（月）
7:00：娘は学校を休み、夫婦はそろって外出する
私はゴルフに出発し、奥さんは出社。
娘はそのまま寝かせて、両親に面倒を見てもらった。
学校には発症から5日間、つまり水曜日まで休むことを伝えた。
昨日は元気になっていたので、特に心配もしていなかった。
18:00：リレンザの副作用か？顔に湿疹が出る
リレンザはリボルバー式で4つの錠剤が込められている。
1回につき2つの錠剤を吸引し、朝と夜で計4つを吸引することになる。
しかしリレンザの服用方法を間違えて、朝に1日分4回を吸い込んでしまったようだ。
午後から明らかに顔が赤くなり、どんどんと水疱が出始めてきた。
まさかリレンザの副作用が出てしまったのかと家族で心配する。
19:00：ゴルフから帰ってからは体調不良
続いては私だ。
ゴルフ場での朝一のティーショット時、関節痛と筋肉痛があった。
何とか1ラウンドをこなせたが、どうも調子がおかしい。
家に帰ってからは、ベッドですぐに横になった。
食欲もなかったが、何とか軽食を食べてルルの錠剤を飲んで就寝する。
熱は37.4度まで上がっていた。
2019年2月5日（火）
9:00：娘はヘルペス、拙者はインフルエンザA型と診断される
起きてみると、娘の顔は水疱が拡大していた。
これはまずい。
私の体調は36.1度に下がったが、念のため二人で診断を受けてきた。
まず娘はヘルペスと診断された。
免疫が落ちるとよくヘルペスが出てくるので納得だ。
なおリレンザは生薬に近いとのことで、昨日の2倍摂取については特に問題はないだろうとの見解。
次に私はインフルエンザA型と診断された。
この病院での診断方法は喉に綿棒を突っ込む方法ではなく、鼻の奥まで届くような細くて長い綿棒を突っ込む方法である。
これがかなり強烈。
先生いわく、喉よりも鼻の方が菌が多くいるので正確に診断できるとのこと。
決して痛くはないが、何とも表現しにくい辛さがある。
18:00：ひらすら寝る
朝の段階では熱は出てなかったが、昼過ぎから私の熱が出始めた。
最高38.2度まで上がった。
恐らくルルの錠剤が効いて熱が下がっていたのだろう。
インフルエンザを甘く見ていた。
体は楽なのだが、だるいという感じがぴったりだ。
いくらでも寝ていられるが、全然すっきりしない。
2019年2月6日（水）
私と娘は二人で家にひきこもった。
私は大事をとって、今週の予定をキャンセルした。
娘は発症5日後の2月7日から登校できる。
しかし顔の腫れが引かないので今週いっぱいは休ませるつもりだ。
昼寝は3時間もすることができて、体温は37度を超えることはなくなった。
この日でようやく症状が安定してきたと言える。
リレンザとは：治療と予防に使える吸引型の旧薬
出典：産経ニュース
2000年に発売された抗インフルエンザウイルス薬であり、治療と予防の双方にも使える吸引タイプである。
【用法】1日2回（朝・夕）吸引して5日間使用する
【利点】①：治療・予防に使用できて安定感がある
②：年齢制限もなく使用頻度の高い薬である
③：生薬に似た成分なので体にも安心である
【欠点】①：呼吸器疾患がある人は気管支けいれんの恐れがある
②：吸入が上手くできないと効果は少なくなる
【備考】異常行動との因果関係は証明されていないが注意すべき
初めてリレンザを処方されたのだが、一緒に渡されたプラスチック器具には驚いた。
娘は7歳であるが、最初は間違って吹いてしまって、粉が飛び散ってしまった。
まだ吸引力がなく2～3回吸っていたが、果たして効果はあったのだろうか。
低年齢層であれば、タミフルなどの別の薬でも良いのかもしれない。
ゾフルーザとは：たった1回の服用で即効性がある新薬
出典：毎日新聞
2018年3月に発売された抗インフルエンザ薬であり、医師へのアンケート結果から今後最も処方される薬になると言われている。
【用法】1回2個の服用のみ
【利点】①：ウィルスの増殖を防ぐ
②：ウィルスを殺す力が強い
③：たった一日で処方が終わる
【欠点】①：耐性ウィルスがあると全く薬が効かない
②：症例データが少なく副作用が分からない
【備考】異常行動との因果関係は証明されていないが注意すべき
服用1回で済むという気軽さ。
こんな薬があったのかと驚いてしまう。
新薬ということで副作用についての心配は残るが、試す価値ありだ。
まとめ：予防接種をするのが一番である
インフルエンザについては毎年のように話題になる。
完治まで約1週間がかかり、これだけ周囲への影響力がある病気なのだから、予防摂取をしておくのが一番である。
特に社会的地位が高い人、そして家庭を支える立場にある人は、インフルエンザを予防しておくことは責任でもあるのだ。
最後に予防接種をした奥さんだけが、インフルエンザにかかった2人の世話をしたにも関わらず元気であったことをここに記す。
ありがとう。