
シングルゴルファーを増やすために日々、情報発信を続けている。
最近、気になっていることがある。
それは「かっ飛びゴルフ塾」のアマチュア代表・ボンちゃんが登場しなくなったことである。
浦先生の過激発言をしっかりと受け止め、場を和ませていたボンちゃん。
「かっ飛びゴルフ塾」でなくてはならない存在だったボンちゃんに一体何が起きたのか?
これまでの経緯を時系列でまとめ、ボンちゃんが辞めた真相を探ってみることにする。
目次
ボンちゃんが辞めた経緯を時系列でまとめてみた
2018年11月17日:「かっ飛びゴルフ塾」初投稿
「かっ飛びゴルフ塾」がYouTubeチャンネルとして登録されたのは、2018年10月25日。
記念すべき初投稿の動画には、浦先生とボンちゃんが登場している。
▼ドライバー400Y超えのコーチが解説!!グリップの正しい握り方!!
※2018年11月17日投稿・23万再生(2020年2月時点)
二人とも初々しい!
慣れない自己紹介から始まるが、関西人特有のボケと突っ込みの掛け合いがすでに見られる。
当初から単なるレッスン動画ではなく、ゴルフ漫才動画としても面白く視聴することができる。
2018年11月25日:アクセス数NO.1の動画
浦先生の過激で軽妙なトークで、「かっ飛びゴルフ塾」のチャンネル登録者が続出。
20万再生を超える動画を連発し、大人気のゴルフチャンネルに成り上がった。
その中でも、視聴者の芯を食った動画が以下の飛ばし理論である。
▼【飛ばし屋が解説】飛ぶ人 飛ばない人 スイングの違いとは!?
※2018年11月21日投稿・50万再生(2020年2月時点)
動画を簡単に要約すると、「バックスイングを小さくしてフォローを大きく」するよりも「バックスイングを大きくしてフォローを小さく」した方が飛ぶという内容である。
前者の理論はゴルファーなら一度は聞いたことがあるレッスン内容だ。
このことから、ある程度のゴルフの経験はあるものの、もっと飛距離が欲しいと考えているゴルファーが多いと考えられる。
更に考察するならば、ゴルフは大好きだが100切りがまだできていない初級者で、今よりもドライバーを飛ばしたいと考えている中年男性ゴルファーといったところだろう。
まさにアマチュアゴルファーの救世主として、「かっ飛びゴルフ塾」は需要があったわけである。
2019年9月13日:ボンちゃんの最終出演動画
数々の「神動画」を押し売りしていく中、風雲急を告げる。
すっかり周りのレッスンプロ達に馴染んでいたボンちゃんだが、何のアナウンスもないままに動画出演がなくなってしまう。
最後に出演した動画は、かっ飛び関係者が勢揃いの回であったが、再生数が低いのが何だか悲しい。
▼【かっ飛びゴルフ塾雑談回 最終話】動画最後にテンちゃんからお願い!!!
※2019年9月13日投稿・2万再生(2020年2月時点)
お互いに大人なので、不協和音を醸すことなく動画撮影に挑まれているが、ボンちゃんだけを見てみると浦先生に対して壁があるというか距離を置き始めていると感じるのは気のせいだろうか?
2020年1月11日:ボンちゃんがゴルフチャンネル開設

ボンちゃんはどうしたのかな~
そうした視聴者の不安をよそに、ボンちゃん改め中島康彦さんがゴルフチャンネルを開設した。
チャンネル名は「やすゴルTV」。
やはりゴルフ愛が強く、視聴者と共に作り上げるチャンネルとして「視聴者参加型チャンネル」になることを掲げている。
▼【初投稿】視聴者参加型!?ゴルフチャンネル!今までに無い!
※2020年1月11日投稿・5万再生(2020年2月時点)
上の初投稿動画においては、「かっ飛びゴルフ塾」のことは以下の言葉で一蹴。
なんか前に出てなかった?w
ま、いっかw
完全に「かっ飛びゴルフ塾」とは決別。
スピンオフでも番外編でもない。
俗にいう「アマチュアの、アマチュアによる、アマチュアのため」のゴルフチャンネルだ。
ボンちゃんはこうした内容を元々望んでいたのかもしれない。
活き活きとしたボンちゃんが見れて嬉しい。
2020年1月28日:浦先生の初書籍発売
「やすゴルTV」が開設されるのと時同じくして、浦先生の初書籍が発売される。
内容としては「かっ飛びゴルフ塾」でのアクセス数TOP30の動画をさらに分かりやすく解説してくれるもので、対応動画のリンクも貼られている次世代型の本となっている。
さて、ここで気になるのがボンちゃんの存在。
ボンちゃんが脱退した中で、ボンちゃんの扱いはどうなっているのか?
むむ!
やはりといってはなんだが、ボンちゃんの存在が完全に消されている!
いや、探せば小さく写っている写真もあるので、「ボンちゃんを探せ」状態といった方が正しいか。
しかしながらボンちゃんが登場している動画が消されているわけではなく、書籍では登場しないのに、YouTubeでは出てくるという不思議な構成になっているのは違和感を感じざるを得ない。
本の完成度としては高いので、「かっ飛びゴルフ塾」の理解度を深めたいと考えている人は買いであるが、ボンちゃんがいなくなった「かっ飛びゴルフ塾」はやはりさみしい。
税込990円と高くないので、気になる人は是非読んでみるといい。
なぜボンちゃんがいなくなったのかを考えてみる
仮説①:ボンちゃんというあだ名が嫌だった
ボンちゃんの本名は、中島康彦さん。
浦先生からの鶴の一声で「お前はボンちゃんだ!」と決められてしまった悲しい過去を持つ。
その詳細は以下の動画で確認することができる。
▼【浦さん謝罪会見】ぼんちゃんはなぜぼんちゃんなのか
体型とか見て、なんとなく雰囲気見て、
「ぼん」って感じしてんなって
これだ。
10:12からボンちゃんになった下りがあるので、「かっ飛び」ファンの人は要チェック。
それに対してボンちゃんは最初は違和感しかなかったというが、今はボンちゃんとしてやらせてもらっていると割り切っている。
よって、「ボンちゃん」というあだ名が辞めた理由にはならないだろう。
仮説②:ボンちゃんの会社が副業禁止だったため
ボンちゃんの本業は、ゴルフのティーチングプロ。
ではなく、新車カーリース会社の「クルカ」で働いているという。
▼【重要】かっ飛びゴルフ塾のオリジナルグッズがもらえる!?
もし「クルカ」が副業禁止の方針であれば、「かっ飛びゴルフ塾」でのマネージャーとして働くことができなくなってしまう。
こちらは完全なる大人の事情。
よって、「YouTube」での説明がしにくいということで信憑性は高そうだ。
しかし、もし会社が副業禁止だとしても、現在は「やすゴルTV」の主として正々堂々と発信をし始めているではないか。
会社を辞めたかどうかは定かではないが、チャンネルを自作する前に「かっ飛びゴルフ塾」に残るという選択肢があったはず。
以上を踏まえると、「会社が副業禁止だった」という理由でなく、他に理由があるのだと予想できる。
仮説③:浦先生とボンちゃんの方向性の違い
まずは「かっ飛びゴルフ塾」が開設された経緯を見て欲しい。
日本のアマチュアゴルファー、プロゴルファー
ゴルフを愛するゴルファー達全員のレベルを上げたい。
ゴルフをもっともっと楽しんでほしい。
そんな思いからこのチャンネルが生まれました。出典:かっ飛びゴルフ塾のチャンネル概要
なるほど。
ゴルファー全員のレベルを上げたい、と。
レッスン動画ということで、もちろんアマチュアゴルファーが主な視聴者となるのだが、これにボンちゃんが呼応する形で参加しているわけだ。
しかしながら、最近の方向性がまるっきり変わってきた。
この方向転換はかなりやばい。
さきほど紹介した書籍に今後の方向性が書いてある。
「日本におけるレッスンプロの地位を向上させたい」
正直、日本のレッスンプロに対するイメージはまだネガティブ。
収入が安定しないとか、ツアープロになれなかった人がなるとか。
教えるプロは絶対に必要で、自分だけで練習するよりも
確実に早くレベルアップするにも関わらず。
だからこそ、理論を安売りするのが嫌なんです。
レッスンプロは稼げる、レッスンプロになりたいと、
どんどん志す人が増えてくれば、
教える側のレベルが上がり、アマチュアも上手くなる。
それが、全体としてゴルフの向上につながると考えているんです。
浦大輔
出典:浦大輔のアクセス数TOP30レッスン
もう、視聴者のことはどこへやら。
「レッスンプロが稼ぐことが必要だ」と言い切っている。
言っていることは間違ってない。
しかしファンが購入する書籍に、こんなことを書いてしまう浦先生はどうなのだろうか。
アマチュアの救世主となるべきが、そのアマチュアからお金を稼ぐことが前面に出てしまった今、これからどこへ突き進んでいくのだろうか。
こうした方向転換を良しとしなかったボンちゃんが脱退したという仮説は合点がいく。
「やすゴルTV」が「視聴者参加型チャンネル」と言っている時点で、「かっ飛びゴルフ塾」へと反旗を翻しているともとれる。
拙者はこの方向性の違いが辞めた理由だと確信している。
まとめ

出典:Twitter
「浦先生」と「ボンちゃん」。
最初は同じ方向性を向いていた二人だが、突然別々の方向へと舵を切った。
浦先生は、よりレッスンプロ寄りに。
ボンちゃんは、よりアマチュア寄りに。
円満に分かれたどうかは分からないが、お互いのチャンネルでは特に弁解もないので、少し微妙な関係なのだろう。
どちらにせよ、ボンちゃんというお笑いゴルフ芸人ともいえる貴重なアマチュアMCを失った「かっ飛びゴルフ塾」は以前の活気を失っている。
炎上を恐れ、コメント欄も封鎖し、ただ自身の高額レッスンへの誘導を前提として動画作りに拍車がかかっている。
チャンネル読者は賛否両論。
しかし、時代を変えるのはこうした異端児であることも確かである。
本人が願うレッスンプロの明るい未来は訪れるのか、もうしばらく注視していきたいところである。
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