拙者、ゴルフ侍と申す。
ゴルフと剣技を極めた拙者が、「ゴルフ上達法」について鋭角に斬り込んで見せよう。
はじめに
ゴルファーであれば、たとえ1打でも上達したいと願うのが世の常だ。
- どこまで上達したいか
- いつまでに上達したいか
- どうやって上達したいか
急に聞かれると、即答できないかもしれない。
しかし、ゴルファーは本能で上達に向かう行動をしているはずである。
ここで、ゴルフを「最短経路問題」に例えてみよう。
- 現在地は、現状スコア。
- 目的地は、目標スコア。
- 経路は、目標に至るまでの方法。
もちろん目的地まで早く到着することが求められる。
ゴルファーとしては、以下の「7種類の移動手段」が存在する。
<7種類の移動手段>
①徒歩
②自転車
③自動車
④水泳
⑤船
⑥飛行機 ★今回はここ
⑦ロケット
では、どのような移動方法を選択すれば良いだろうか?
地上・水上とくれば、次はもうお分かりのはず。
空を飛んでいく「飛行機編」を解説してみよう。
飛行機
飛行機とは
「飛行機」とは、空中を飛行する航空機を指す。
ジェットエンジンの噴射もしくはプロペラの回転から推力を得て加速前進し、その揚力で滑空及び浮上するものをいう。
「ボーイング767」を例とすると、巡航速度は「マッハ0.8」に設定されている。
すなわち「時速864キロ」が一般的な速度とされる。
当然だが、かなり速い。
障害物は何もない。
空を移動するということは、最速・最短のルートが確保されたようなものだ。
では、上達速度が「飛行機並みに速くなる方法」とは一体どんなものだろうか?
飛行機に乗るという意味
飛行機は、現在地から遥かに離れた場所に行くことができる。
つまり飛行機は「環境」を変えるという意味に近い。
現在の実力に満足していないのであれば、その場所で努力するよりも、他の場所へと環境を変えることが非常に効果的だ。
飛行機に例えるだけあって、近場は駄目だ。
現在地よりもかなり離れた、思い切った場所を選ぼう。
ゴルフの環境とは、具体的に以下の通りだ。
①ゴルフ部に入る
諸君が通った学校には、ゴルフ部があっただろうか?
実はゴルフ部がある学校は珍しく、ゴルフ部出身の人は見かけることは少ない。
ゴルフ部内には同年代のライバルが多く存在し、お互いに切磋琢磨できる環境がある。
「個人戦」だけでなく「団体戦」の機会もある。
そのチームが名門だったり強豪だったりすると、強い部員が全国から集まってくる。
すると必然的にゴルフの練習や意識の質が上がり、大学の4年間が終わる頃にはパープレーで回れるほどの実力を手に入れることがほとんどである。
②研修生になる
研修生はゴルフ場で働きながら、プロゴルファーを目指すために練習に励んでいる。
高卒あるいは大卒の人が多く、朝から晩まで、文字通りゴルフ漬けの生活だ。
30歳までの人が多いであろうか。
トップアマの中には、プロにはなれなかったが「元研修生」という強者もいる。
その肩書きは脅威だ。
やはりプロを目指しているだけあって、トップアマというよりもセミプロである。
③レッスンに通う
レッスンといっても、その辺にあるようなレッスンではない。
プロゴルファーを輩出するようなレッスンプロに師事することである。
具体的には、「坂田塾」や「宮里道場」などだ。
もちろん一般ゴルファーも望めばレッスンを受けることは可能であるが、生半可な気持ちでは意味がない。
実績があるレッスンプロの真髄をしっかりと受け継ぎ、自分のゴルフスタイルに昇華させることができれば、プロを狙えるほどの実力になれるはず。
④プロ集団に入る
プロ集団に入るには、かなりハードルは高い。
具体的には「ジャンボ軍団」や「チーム芹沢」などをイメージして欲しい。
その団体で練習するということは、プロと同じ練習ができるということである。
もちろんプロに付いていくだけの体力とメンタルは必要だ。
しかし、プロと同じ練習プログラムをこなすことができれば、上達は約束されたようなものだ。
まとめ
この飛行機タイプの上達方法は、ある種の劇薬だ。
急激な成長には、それに比例する成長痛が伴う。
普通の人間は苦し過ぎて、耐えられない。
逆に耐えられた者は、確実に成果を出すことができる。
それを二分するのは「覚悟」だ。
夢や希望、それを叶えるという強い思いがあればどんな痛みにも耐えられる。
諸君もゴルフに本気ならば、こういった上達方法に目が向いていたはず。
自分なりで結構。
ゴルフが絶対に上手くなる環境について、一度でもいいので考えてみて欲しい。
(ゴルフ侍)
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