拙者、ゴルフ侍と申す。
突然だが、諸君はどんなドライバーを使っているだろうか?
・テーラーメイド
・キャロウェイ
・タイトリスト
・ピン
・ブリヂストン
・ミズノ
・マルマン
・ヤマハ
ざっと思いつくだけでも、かなりある。
ゴルフとは面白いスポーツだ。
最大14本にも及ぶ道具を駆使してスコアを競うのだから。
毎年ゴルフクラブメーカーは新商品開発でしのぎを削っているのである。
2019年は3年振りにルール変更の年になったが、ゴルフクラブにも新旋風が巻き起こると断言する。
それでは、各メーカーの新作ドライバーを紹介していこう。
今回はミズノの「Mizuno Pro MODEL-E, MODEL-S」を取り上げる。
- ミズノ|Mizuno Pro MODEL-E, MODEL-S
- こだわり①:日本のゴルファー向けのやさしさ
- こだわり②:ミズノ史上最高反発を達成
- こだわり③:たわみ量を増幅させるウエーブテクノロジーソール
- こだわり④:飛びと打ちやすさを追求したシャローバック形状
- 特徴①:ドライバーとフェアウエーウッドが同じ感覚で振り切れる
- 特徴②:ロフト角・ライ角調節機能〈クイックスイッチ〉
- 特徴③:ハーモニックインパクトテクノロジー
- 特徴④:TOUR AD GM-1カーボンシャフト
- 「Mizuno Pro MODEL-E」の仕様
- 「Mizuno Pro MODEL-S」の仕様
- まとめ
ミズノ|Mizuno Pro MODEL-E, MODEL-S
開発テーマ:やさしく遠く。そして、強く。
契約プロ:手嶋多一、武藤俊憲、川岸史果、原英莉花、ルーク・ドナルド
発売日:2019年2月22日(金)
日本のメーカーであり、契約プロは「いぶし銀」といった印象のゴルファーが目立つ。
特に「ルーク・ドナルド」は2011年に世界ランキングトップを獲得し、ミズノブランドを世界的に知らしめることになった。
そのヘッド形状は正統派であり、まるで「日本刀」のようである。
プロおよびアスリート御用達であり、アマチュアゴルファーの憧れブランドとなっている。
こだわり①:日本のゴルファー向けのやさしさ
Square Strike Design(スクエアストライクデザイン)
一般的に投影面積の大きなドライバーの場合、重心距離が長いため、インパクト時にヘッドが返りにくく、プッシュアウトやスライスの原因になっていました。
Mizuno Pro MODEL-E ドライバーは、安心感のある大きな投影面積ながらも、重心距離を短めに設定することにより、スムーズなヘッドターンを可能に。スクエアなインパクトで安定した方向性を発揮します。
近年よく見かけるデカヘッドのドライバーよりも重心距離が短いために、小型車のようにハンドリングがしやすく、操作性を高くしたデザインである。
「オートマチック」よりも「マニュアル」であり、球を操りたいという上級者やプロに合っているクラブであることが分かる。
こだわり②:ミズノ史上最高反発を達成
禁断の高初速素材「βチタン」
βチタンは反発制限のルールが出来る前に使用されていた素材です。ミズノでも歴代クラブの300Sなどに使用されていました。
知る人ぞ知る、ミズノの名器である「300S」。
確かに当時は「高反発」という謳い文句で、各メーカーがこぞってドライバーを開発していた時期である。
その先駆けとしてミズノの300Sドライバーは有名で、当時としては珍しくデカヘッドを採用していたのだった。
今見てみると非常に小さく見えるのは、時代の変化のせいだろう。
鍛造コアテックフェースデザイン
今回ドライバーはCT値のルールを守りながらβチタン素材を使用可能にしました。
ルール制限前は均一な肉厚でしたが、ミズノ独自の鍛造コアテックフェースデザインにより、ルール内での反発性能を限界まで高めるために、フェース部の強度を保ちながら、フェース中心部に厚みを持たせ質量を付加し、フェース周囲部を薄くすることにより、フェースのたわみを増幅させています。
当時に使われていた素材をルール適合範囲内で利用するための技術である。
20年近くゴルフをしている者には懐かしい気分もするのではないだろうか。
こだわり③:たわみ量を増幅させるウエーブテクノロジーソール
ソール部は従来品の波型形状デザインからさらに2mm深くし、フェースのたわみ量を約5%向上。進化したウエーブテクノロジーソールが、ボール初速を高め、飛距離を伸ばします。
フェースだけではなく、ソール部分がたわんで初速に変換するという技術だ。
カラーリングもワンポイントでブルーを差し色として使っており、デザイン性も非常に高い。
こだわり④:飛びと打ちやすさを追求したシャローバック形状
ボールが上がりやすいイメージを与えてくれるシャローバック形状。
さらに、フェース部をヒール側に寄せ、クラウン部のヒール側にややボリュームを持たせることで、ボールのつかまりやすいイメージを与えてくれます。
構えた時に、球が上がりやすく感じるためのデザインである。
視覚性と機能性を両立させた一つの答えがここにある。
特徴①:ドライバーとフェアウエーウッドが同じ感覚で振り切れる
ドライバーからユーティリティまで同じ感覚で振り切れることを追求し、重心距離をゆるやかにフローさせた設計。
ドライバーは安定性を求めて、重心距離を長めに設定しているメーカーが多い。
その結果、クラブによって違うタイプのスイングが求められていたが、重心距離を短くすることで一貫したスイングで打つことが可能になった。
特徴②:ロフト角・ライ角調節機能〈クイックスイッチ〉
スイングやお好みの弾道に合わせてロフト角・ライ角のセッティングが可能です。
一昔前は、ロフト角やライ角は一つに決められており、それらを変えたい場合にはドライバーを変えるしかなかった。
現代ではカチャカチャ式のドライバーが開発され、どのメーカーでもクラブを調整できるようになった。
ゴルフショップに行かなくても、シャフト変更ができることも嬉しい。
特徴③:ハーモニックインパクトテクノロジー
軟鉄鍛造アイアンで培われたミズノ独自のHIT(Harmonic Impact Technology/ハーモニックインパクトテクノロジー)をMizuno Pro ドライバーにも採用。心地良い打球音と打感の良さを体感していただけます。
ドライバーを選ぶ基準は「飛距離」と「方向性」以外にも存在する。
「フィーリング」が一致することも重要だ。
言わば「プレーヤー」と「ドライバー」の相性であり、打球音と打感が良いと感じられれば結果も良くなる可能性は高い。
決して無視できない要素である。
特徴④:TOUR AD GM-1カーボンシャフト
ミズノとグラファイトデザイン社の共同開発で誕生したTOUR AD GM-1 カーボンシャフト。
タイミングが取りやすく、癖のないしなりのバットスタンダード系で、幅広いゴルファーにマッチしたカーボンシャフトを装着。
以前は純正シャフトというと、「万人向けの廉価版」といった印象があった。
安かろう、悪かろうだ。
現在はドライバーの購入ターゲットに向けて、シャフトメーカーと共同しながら、ヘッドに対して最適化されたシャフトが差されていることが多い。
下手にシャフトを変えるよりも、バランスの取れたドライバーが用意されている。
「Mizuno Pro MODEL-E」の仕様
ミズノ史上最高反発×やさしさのシャローバック形状。
品番 | 5KJTB44251 |
---|---|
商品名 | Mizuno Pro MODEL-E ドライバー |
価格 | 60,000円(税抜) |
シャフト | TOUR AD GM-1 D カーボンシャフト(S/55g、SR/53g、R/51g) |
ロフト角(度) | 7.5~11.5 |
グリップ | ゴルフプライドM31 360 44ラバーグリップ(ミズノオリジナル) |
長さ(インチ) | 45.5 |
バランス | S、SR、R/D2 |
クラブ重さ(g) ※参考値 | S/299g、SR/297g、R/295g |
仕上げ | ブラックIP・ミラー&ショット仕上げ |
素材 | 本体/α-β系チタン合金(Ti811)精密鋳造 フェース部/β系チタン合金(2041Ti)鍛造 ウエイト部/ステンレススチール(SUS304)、アルミニウム合金(AL6061) |
原産国 | 日本製(ヘッドカバー:中国製) |
「Mizuno Pro MODEL-S」の仕様
ミズノ史上最高反発×こだわりのハイバック形状。
品番 | 5KJTB44151 |
---|---|
商品名 | Mizuno Pro MODEL-S ドライバー |
価格 | 60,000円(税抜) |
シャフト | TOUR AD GM-1 D カーボンシャフト(S/55g、SR/53g、R/51g) |
ロフト角(度) | 7.5~11.5 |
グリップ | ゴルフプライドM31 360 44ラバーグリップ(ミズノオリジナル) |
長さ(インチ) | 45.5 |
バランス | S/D2 |
クラブ重さ(g) ※参考値 | S/299g |
仕上げ | ブラックIP・ミラー&ショット仕上げ |
素材 | 本体/α-β系チタン合金(Ti811)精密鋳造 フェース部/β系チタン合金(2041Ti)鍛造 ウエイト部/ステンレススチール(SUS304)、アルミニウム合金(AL6061) |
原産国 | 日本製(ヘッドカバー:中国製) |
まとめ
以上、「Mizuno Pro MODEL」のタイプEとタイプSについて紹介した。
2つのタイプは、ゴルフの腕前によって使い分けられるだろう。
・タイプE:初級者~中級者
・タイプS:中級者~上級者
ミズノのドライバーは本当に格好いい。
ずっと見ていられるほどの美しさを感じる。
そして、そのドライバーから繰り出される豪打。
球筋を自在に操作できるほどのマニュアル感。
確実にミズノの歴史に残るドライバーとなるだろう。
憧れでは終わらせたくない名器だ。
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(ゴルフ侍)
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