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ゴルフ練習日記|2019年12月9日
翌日にラウンドを控え、意気揚々とゴルフ練習場に参上。
12月6日のゴルフでは、ショットの調子が良かったにも関わらず、ティーショットのドライバーで2連続OBが出てしまった。
「どうして急に出てしまったのか?」
原因について既に見当はついているが、その仮説を検証しなくてはならない。
理論と現実は異なるものだ。
検証結果を備忘録として書き記そう。
2連発OBの原因
2連続OBの球筋は今でも覚えている。
フェアウェイセンターに飛び出した球は、ふわりと高く浮き上がり、そのままスライス回転をしながら右に切れていった。左からの横風だったとはいえ、風に弱い球を打ってしまったことを猛省しなければならない。
その球は、練習場でも拙者の意思とは関係なく、再現された。
https://twitter.com/golf_samurai11/status/1203881083344838656
これが「魔のプッシュスライス」だ。
動画を見て頂ければ分かるが、フェードを意識して左を向いているのだが、目標方向に飛び出して右に流れていく球である。
何度もこの球が繰り返され、試行錯誤をした結果、一つの仮説に辿り着いた。
それは「アドレスのミス」である。
スライス系の球を打つ場合、オープンスタンスになるのがセオリーだが、球の位置が左かかとよりも左側に置いてしまったようだ。そのため、球に届かないと判断した体が無意識に反応し、アウトサイドインではなく、インサイドアウトのヘッド軌道となり、プッシュスライスを招いたと考えられる。
それを予防すべく、球を少し右側に寄せて打ってみると、今までのミスがなかったかのように低めのフェードが打てるようになった。
「アドレスを変えるだけで、ショットは大きく変わる」
一つ、勉強になった。
目標重視か?打出重視か?
まずは、前回のラウンドの反省を見てほしい。
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ラウンド(2019-32):市民体育祭@越生ゴルフクラブ
さては、ドライバーは必要ないか? 【失敗】アライメントのエラー 今回、ティーショットで引っ掛けることが多かった。 「セカンド以降は問題ないのに、なぜティーショットだけ?」 ...
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その内容はティーショットにおいて、球に描いたターゲットラインを目標方向ではなく打出方向に合わせていたということ。
では、その状態でスライス、すなわちアウトサイドイン軌道で振るとどうなるか?
諸君も想像して欲しい。
まず、もともと左に向いているのに、更に左に振るのであるから、左に引っ掛けやすくなる。
次に、左に打つことに恐怖を感じ、体が無意識の内に目標方向(つまりインサイドアウト)に振ってしまい、プッシュスライスが出やすくなる。
ミスの体感としては、左引っ掛けが80%、プッシュスライスが20%。もちろん、お互いのミスを恐れ合って、どちらのミスも交互に出てしまうことは想像に難くないだろう。
アライメントのエラーであるのなら、「しっかりと目標方向にターゲットラインを合わせるべき」という結論が出た。
これに対しては、今でも特に異論はない。
その上で、アドレスに至るルーティーンを発展形を思いついた。それが以下に挙げる2種類の方法だ。
①目標方向を重視する
目標方向とは、すなわち球の落下地点を意味する。
どの地点にキャリーさせたいかを強く意識するならば、この方法が良い。
ポイント
①フェース向きを目標に合わせる
②クラブは固定しながら、球を中心に体を回転させる
(スライス:反時計回り、フック:時計回り)
③グリップを握り直す
(スライス:オープン、フック:クローズ)
フェースは絶えず目標方向を向いているため、安心感がある。
- アウトサイドインになろうが、
- インサイドアウトになろうが、
- ストレートだろうが、
どのようなスイング軌道であっても、球は目標地点の近くに落下するだろう。
②打出方向を重視する
一方で、打出方向を重視したい場合もある。
例えば、前方の木が気になるといった場合である。腕前に関係なく、誰にでも訪れる試練だ。
そんな時は、打出方向に特化した以下の方法を試すと良い。
ポイント
①アドレスを打出方向に合わせる
②フェース向きを目標に合わせる
③グリップを握り直す
アドレスを目標方向に合わせるだけでも難しいのに、打出方向に合わせるとなると難易度が上がる。体が無意識の内に目標方向へと向かいがちだからだ。
そうした傾向を理解し、己を律することができれば、打出方向と目標落下地点の両方が実現できるだろう。
スイングのワンポイントメモ
「テークバックでは、ヘッドの最下点を通す」
グリップゆるゆるの状態で、グリップが先行してスイングが始まる。
すると、ヘッドが「しなり戻り」でアドレスの位置よりも低い場所を通過する。この最下点を意識しながらテークバックすると、ショットがすこぶる安定した。
スライスでアウトサイドに上げようが、フックでインサイドに上げようが、グリップが右足を過ぎるまで同じテークバックをすることが肝である。