絶対距離3ヤードの打ち方

今回は3ヤードの打ち方を伝授しよう!
3ヤード≒ピンフラッグ
「3ヤード」はメートルに変換すると、「2.74」メートルである。早速だが、身近な物で「3ヤード」を体感してみよう。
3ヤードの体感
①走り幅跳びの世界記録: 2.45メートル
②ゴルフのピンフラッグの長さ: 2.5メートル
③卓球台の長さ: 2.74メートル
④絶対距離(3ヤード): 2.74メートル
⑤バスケットボールゴールの高さ: 3.05メートル
ゴルファーであれば「3ヤード」は「ワンピン」ぐらいと思えばいい。
アプローチで「ワンピン」に寄せることができれば、絶対距離3ヤードで沈められるチャンスなのである。
3ヤードのアドレス
3ヤードのアドレス
①スタンス:1足分をあける
②ボール位置:左足の内側線上に置く
一番肝心なのは、スタンス。
両足の間に「1足分」のスペースをあけることだ。もちろん自分の足サイズで結構。最初に両足を揃えて構え、右足を「1足分」だけ右にずらせば出来上がりだ。
ボール位置は、左足の内側線上の(左)、すなわち左足の親指前と理解すれば良い。あとはボール位置に合わせてヘッドを構えればOKである。
3ヤードのトップ
「絶対距離」というからには、ボールに与える力を一定にしなければならない。拙者のパター講座の中では、どこにクラブを上げるかが一番のポイントとなる。
「絶対距離3ヤード」のトップ位置は以下の通りだ。
トップ位置
トップは「右足内側の線上」と「パターフェース面」が重なった場所とする
これにより、テークバックは「足幅:約10センチ」という短いスイングとなる。素振りの練習をしてみれば、すぐに同じ場所に上げれるようになるだろう。誰でも簡単にできる。
3ヤードのフィニッシュ
「絶対距離」を実現させる上で、忘れてはならない「フィニッシュ」。
「アドレス」で打ちたい方向と距離を定めて、「トップ」と「フィニッシュ」をビシッと決めてこそ「絶対距離」が完成する。「絶対距離3ヤード」のフィニッシュ位置は以下の通りだ。
フィニッシュ位置
フィニッシュは「左足外側の線上」と「パターフェース面」が重なった場所とする
「トップ」は決まっても、「フィニッシュ」が疎かになる者が多い。インパクトや球の行方に気を取られているからだ。しっかりと目標地点までヘッドを止めることだけに集中しろ。大丈夫。勝手に3ヤードだけ転がってくれる。
絶対距離を打つ技術は「マン振り」である
ここまでは方法論。
安易に真似したところで、自分のものにはできない。この方法論を最大限に高める極秘の技術がある。

パターで「マン振り」とは聞いたことがないだろう。拙者がいう「マン振り」とは、自分が決めた振り幅の中で「最大限」の振りをすることだ。心技体を統一して、ただただ粛々と自分の力を発揮する。それだけだ。
「マン振り」を実践する際には、やがて「調整」という概念がなくなる。最大限の振りをすることで、打ちたい「絶対距離」に限りなく近付くであろう。
まとめ
以上、「絶対距離3ヤード」の打ち方を説明した。
短い距離だからと侮るなかれ。
「3ヤード」を打つためには、「3ヤード」を打つための準備と行動が必要だ。それを上記の「3ステップ」で規定した。「3ステップ」を一寸とも狂うことなく実践できれば、「3ヤード」が打てる。
これで「距離感」は必要ない。「3ヤード」を生み出すストロークだけに一心集中しろ。諸君ならできる。
注釈
「絶対距離の打ち方」を実践するに当たり、体力・体格・パターなどで絶対距離が人によって異なることは仕方がないことだ。
その場合には、自分の「最大距離」を「絶対距離」として定めよ。その距離が諸君に与えられた武器だ。それで存分に戦え。
▼あわせて読みたい▼
-
-
【25ヤード以内は射程距離】誰でも簡単にできるパターのシステム打法
誰でも簡単にできるパターのシステム打法 また3パットをしてしまった。。。 20年以上に及ぶ拙者の知見を授ける。 もう「距離感」という目に見えないものを追いかけるな。 「距離感」を無視したシステム打法を ...
続きを見る
絶対距離の振り幅 | ||
3ヤード | 6ヤード | 9ヤード |
12ヤード | 15ヤード | 18ヤード |
21ヤード | 24ヤード | ±1ヤード調整 |