
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「レッスンプロと合わない」と嘆く諸君、
「マン振り」をなされよ。
レッスンプロとは、ゴルフに関する卓越した知識・経験・実績を基に、ゴルフの在り方や方向性を説き、弟子をゴルフ上達へと導く師匠である。
しかし「プロと合わない」と思うその直感、あながち間違いではないやもしれぬ。実はプロが披露するゴルフ理論は、ゴルフの上達にとって有益に働くことが多いが、残念ながら推論の枠を超えることがなく完璧ではない。たった一度の矛盾が見つかれば崩れてしまう、砂上の楼閣に等しい。
ゴルフ理論の構築法には以下の二種類がある。
①演繹法(えんえきほう)
前提条件を積み上げて、推論を構築する。一般的かつ普遍的な大前提を基に論理展開するので、非常に説得力のある方法である。もし前提条件が間違っていれば、その先は全て誤った方向へ進む恐れがある。
例)「手打ち」と「ボディターン」、どちらの前提条件を正とすべきか
②帰納法(きのうほう)
事実を積み上げて、推論を構築する。誰でも実践できる統計的手法であるが、導き出された結論は推論の域を出ず、その信頼性は個人の資質や見識によるところが大きい。
例) 初心者が闇雲に練習したところで、ゴルフの上達は難しい
現在のレッスンプロ、そして諸君はどちらのタイプだろうか。人生は有限である。短い時間の中で己のゴルフ道を極めるには、(演繹法→帰納法)の手順を踏むと良い。演繹法である程度の基礎を固めた後、帰納法で試行錯誤しながらゴルフ上達を目指すのだ。
最速の上達方法。
レッスンプロを選ぶ基準は「マン振り」だ。
演繹タイプのレッスンプロにつくと、大抵ゼロからショートゲームをこつこつと練習させられる。新しいスイングを得るにはそれでも良いが、プロが持つ前提条件(知識や経験)を全て合わせる苦労があり、時間と金を浪費する。事実、個人の表現力や表現方法が異なるだけで、レッスンプロの多くがこのタイプに当たると心得よ。基礎を築けずに辞めれば、全てが水の泡だ。
推奨すべくは、帰納タイプのドラコンプロに師事することだ。ドラコンプロは「マン振り」のプロであり、飛ばしに命を捧げたゴルフの豪傑。そのスイングは机上での理論構築と同時に、日々の試行錯誤で作り上げ、個性的であるにも関わらず、非常に効率的な動きを体得している。そのスイング論を演繹的に学び、プロと共に帰納的なスイング造りを学べれば一石二鳥。諸君の上達速度は加速するだろう。

マン振りせよ。さらば道は開かれん。
これにて一件落着。
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心技体の「心」 | |
OBが怖い | ミスショットが怖い |
イップスが怖い | ゴルフが嫌い |
勝負弱い | メンタルが弱い |
自信がない | 才能がない |
競技ゴルフが苦手 | 接待ゴルフが苦手 |
心技体の「技」 | |
飛距離が出ない | ヘッドスピードが遅い |
ミート率が悪い | 方向性が悪い |
ストレートを打てない | 球をコントロールできない |
女子プロのように打てない | 男子プロのように打てない |
緊張する | スイングが安定しない |
ドライバーが苦手 | アイアンが苦手 |
アプローチが苦手 | パターが苦手 |
心技体の「体」 | |
体が小さい | 体が大きい |
体が硬い | 体が弱い |
体が痛い | 体が重い |
力が強い | 力が弱い |
年が若い | 年が若くない |
ゴルフの「心得」 | |
マナーを知らない | ルールを知らない |
プロアマを知らない | クラブ選びが分からない |
ファッションセンスがない | モテない |
ベスグロが取れない | ドラコンが取れない |
お金がない | 時間がない |
格好が悪い | 頭が悪い |
運動神経が悪い | レッスンプロと合わない |
ゴルフを知らない | ゴルフが分からない |